薔薇いちご

日記です!メモです。

ヤギの餌

2023年2月25日

 

私的所有だが、コモンズみたいな

家屋のない「屋敷」に来客あり。

 

 

彼女は、この葉っぱはヤギの餌という。

彼女はヤギにとって

美味しそうな葉っぱを見つけたので

思わず草を鎌で刈り取ったという。

しかし葉っぱを

束ねる紐を持ってこなかったので、

そこらへんにある蔓草の

蔓で束ねたという。

なんと合理的で機能的な

「結び」であろうか。

 

 

葉っぱは、

これからご近所のヤギ小屋に届けるとのこと。

ヤギの飼い主さんからは、

後日、ヤギ糞が

彼女の家に届けらるという。

それを彼女は自分の畑の

肥料にするとのこと。

 

生態系の些細な循環が

彼女の暮らしのなかに息づいている。

 

ヤギたちは

キャベツの下葉などは消毒(除草剤散布)されているから

好んで食べないという。

彼女がヤギ小屋に着くと

ヤギたちは嬉しそうに寄ってくるとのこと。

ヤギたちは彼女の持ってくる葉っぱの

丁寧な仕分けを知っているのだ。

 

 

 

彼女はヤギ小屋に向かって歩いていった。

ミクロコスモスの

贈与交換が

資本の暴力を超えていけたらと思った。