薔薇いちご

日記です!メモです。

テラバル物語④ 境界

 

2021年1月14日

伝統的シマ社会では竹と石で畑の境界を設定していると父が言っていたらしい。そのことをK君は思い出し、テラバルの畑の境界ラインを明確にすることが優先順位だとし、竹と石の周りのトウツルモドキを刈り取っていく。

なぜ竹なのか?

竹は横に広がらずに上にまっすぐ伸びるからだ。狭い土地しか持たない社会での知恵だ。現代では使うことのない境界設定の方法だが、合理的で美しいシマ社会の美学に出会うことが楽しくてしょうがない。それを今の時代にも見せてみたい。そういうテーマが沸き起こってきた。

2021年1月14日

2021年1月21日

テラバル物語③ テラバルにキッズグループが来た!

2021年1月9日 

親子3人がやって来た!

あっという間にテラバルを子どもの遊びの場に変換する!

ママのサポートですぐに上手になった!

子どもの目線はクリエイティブだ!木の幹の造形に海の生物をみる。「イカの目だ!」と。

子どもの目は森も海も自由自在に生態系を重ねていく。

原野は子どものイマジネーションを豊かにし、子どもの発見は大人も豊かにする。いろんな人が足を運べるように拓いていこうと思った。

2020年1月10日 

テラバルがキッズの溜まり場になった!

エイサーシンカの友もテラバルに来た!嬉しい!彼が引き合わせてくれた縁でこの親子たちに繋がったのだ。感謝!

こんなシーンを見ることができるなんて!至福の時!

驚異の2歳児!

2021年1月21日

テラバル物語② 南波照間通信を頼りに

 

2020年12月20日

K君はスマホにコンパスのアプリを入れた。西に向かうとテラバルの入り口に出る。私たちはテラバルの小屋までの道を他者の土地から入って行っていることに気がついたからだ。

1985年に「寺原農園」として描いたイラストがある。1985年に出したミニコミだ。まだ東芝ルポも持っていなかった。手書きだ。取り出して地形を思い出す。

イラストと地籍図を参考に西へ西へと進むことを提案した。実は私たちは何日間もテラバルの森の中を何度も彷徨っていたのだ。テラバルの神様に引っ張られていたのかもしれない。

倒木を発見!太くて堂々たる倒木。倒木に食い込んだ紐はなんだろう?

この紐はひょっとして?

ぬいぐるみの向こうに白く見えるのは小屋のトタン。

この倒木こそが探し求めていた相思樹なのだ。やっと逢えた。

 

2020年12月22日

倒木1。

倒木1の周辺にキクラゲを見つけた。森の恵をいただく。

西に向かうにはこの樹木を整理していかねばならない。

2020年 12月 23日
倒木1

2020年12月26日  

倒木2

2020年12月30日 

倒木3

2020年12月30日 

倒木4

テラバル物語① テラバルの再開

2020年1月1日
テラバルまで足を運んだ。

生い茂った蔓草の奥に
わたしたちは「夢」を描いていたはずだ。
だが、その夢の入り口は
トーツルモドキで塞がっていた。

画像1

2020年10月18日

とりあえず雑草を刈り払ってみた。

画像2

整地された境界に沿って拓いてみる

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右には神木であるクバの木。

そこはその土地の聖地。

左は整地されたリゾート用の土地。

その間にテラバルへの入り口がある。

画像4

2020年10月28日

画像5

2020年10月30日

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2020年11月3日

森のなかを彷徨っている時に友人がきてくれた。

そこに小屋もあるが、その道が見つからないと話した。

2020年12月10日

相思樹の根っこで休憩していると、友人とその息子が再び来てくれた。

彼らの来訪で勢いがついたのかK君は小屋を探しに一人で行く。

30年前の小屋。こんな小屋をつくっていた。

K君は友人が来たので安心して森の奥に一人で入っていった。

その間、友人は伐採のコツをレクチャーしてくれた。

伐採した枝や葉はあらかじめ集める場所を決めておく、そして枝と葉はできるだけ仕分けしておく。枝は枝、葉は葉と揃えるのがいい、その方が合理的に事が捗ると。彼は実践しながら見せて教える。彼の仕事は綺麗だ。

しばらくしてK君が息を切らしながら戻ってきて、「小屋を発見した!」という。
「どうだった?」って聞くと、「なんと表現していいかわからない」という。

1987年に造った小屋だ。この地に来ることがなくなって30年は経つ。その間に台風がいくつあったのだろうか?元のカタチで残っているのだろうか?もしかして浮浪者が住んでいる?白骨が見つかる?ハブの棲み家になっている?


私は不安だったが、今日は二人ではなく、最強な親子が側にいるから、絶対大丈夫だと自分に言い聞かせながらK君の案内で原野の奥まで入り込む。どれだけK君は衝撃を受けたのだろうか。小屋までの道のりをK君は忘れている。だが、4人だから大丈夫。4人で協力しあって小屋を探しに行く。まるで原始の森の探検だ!

テラバルを拓き始めて約2ヶ月!ついにその日が来たのだ。

 

ん?これは宇宙船?宇宙人が住んでいる?

小屋!

破れかぶれだ!

茫然と眺めたが、一つ一つに見覚えがある。

気を取り直すために小屋の周辺に視点を移す。

するとシークヮーサーの木が30年で大木になっている。

4人は1個ずつシークヮーサーの実を食べた。

2020年12月16日

記憶を辿りながら小屋から相思樹までの道を拓く。

2020年12月19日

休憩して、小屋の朽ちた床板を剥がしてみた。そこに根切りがあった。父の道具だ。

実は畑の中を亡くなった父が歩いているのを私はみた。

父は白いYシャツのような上着を着ていて、アカバナーの木の前を私に声もかけずに通り過ぎた。

そのことをずっと黙っていたがK君に話してみた。

「父がそこを歩いていたのよ。はっきりみたの。あまりはっきり見てしまったから黙っていた」と切り出し、子どもの頃に、大人たちが夜な夜なお茶をしながら、「亡くなった人を今日見たよ。シマに還って来てそこを歩いていた」という話をするのをよく聴いていたけど、そんな感じ。「亡くなった父がシマに還ってきている」というと、

「きっとお母さんにも会えるよ」とK君はいう。

7月になって

日記を書かないと今日が何日なのかが分からない

それだから始めた日記ブログ。

あまりの忙しさでFBとInstagramの投稿だけになっています。

 

7月も2週目、今週の予定をこなすと

あとは楽かな。

 

昨日は

今帰仁村うるま市平敷屋青年会が「外交」で来ました。

最近出会った方たちに、急遽、情報提供したら

足を運んでくださいました。

SさんとOさんご夫婦

初対面。

そこにSさんのお連れ合いのTさんとその友人のNさん

一緒に

鑑賞しながら

シニア交流も。

エイサーギャラリーも「外交」したのかもしれません。